生きてみたいって思いたいし、おいしいものはおいしい

どうでもいいことも言葉にしてみたら楽しいかも

暴威

きっかけは母が持っていたアルバムSINGLES。

高校を卒業し就職した頃、初めて持った自分の車でよく流していた。

最初に好きになったのはホンキー・トンキー・クレイジーアスピリンてなんや…その唇濡らすブギウギ…ブギウギて何…

そしてこの辺からのリズム感がかなり良い。

car radioから

リクライニング狭いけどふたりだけ 

stay

曇るガラス俺の名前指で書いてすぐに消した

こんな気持ち初めてだぜ

もうちょっとこのままで窓の曇り取れるまで

ちょっとアダルトな感じもするし、カッコつけな感じもする。大人の男女が車の中でいい雰囲気なのかな、曇ったガラスに名前を書くなんてロマンチックだな、窓の曇り取れるまで何するんだ!とか。

18歳の私にとっては大人の恋愛をイメージする歌詞で、なんかドキドキした。

「もうちょっとこのままで」の歌い方も良い。そこだけ再生とかしてた。

 

SINGLESには他に"16"や季節が君だけを変える、NO.NEW YORKなど代表曲が入っていて、何回もリピートしたのであっという間に全曲の歌詞を覚えた。

 

数年後お付き合いした年上の彼がBOØWY好きで、ライブアルバムを借りた。

"GIGS"CASE OF BOØWYCOMPLETE  これでさらに沼る。

 

何回も何回も聴いていつの間にか曲順も歌詞も覚えた。

TEENAGE EMOTIONからのLONDON GAMEの流れとか。

SUPER CALIFRAGILISTIC EXPIARI DOCIOUS を必死に唱えたりとか。

ON MY BEATの早口を練習したりとか。

ハイウェイに乗る前に、をハイウェイに乗る前に流したりとか。。

BEAT SWEETの「センキュー、いくぜ、いくぜ、オーライ、ビースイーツ!!」とか。

 

BOØWYのカッコつけのカッコよさは、これまで聴いた音楽からは感じたことのない類のカッコよさだ。歌詞で歌ってる内容も、歌詞に出てくる英語なんかも割とストレートで簡単なものが多い。が、それ故のカッコよさみたいなものがある。

 

何度かライブ映像も観たけど、あの時代に生きていた人たちをうらやましく思ってしまう。いい時代。

復活しないからこその美しさカッコよさもあるけど、もし、万が一、億が一でもそんなことが起きたら、必ずライブに行く。でも、味わうことのできない時代だからきっとこんなにも惹かれて焦がれて憧れるんだろうな。

よく分からないけど、同世代のBOØWY好きに出会ってみたい欲、ずっとある。