高校の頃、アプリで漫画を読むことを覚えた。初めてインストールしたcomico(コミコ)という漫画アプリに「スーパーショートコミックス」はあった。
簡単に言うと、めちゃくちゃシュールなギャグ漫画だ。
エミリィ
ドーナツくん
ヒザ期
カニ入れ
とかいうクセつよワード。
物語のほとんどが意味不明で無意味で、あれこそが「じわる」ってやつだった。
その空気感が世界観がとても好きだった。
考えなくても笑える。なんか分かんないけど笑える。無心で読んで笑える。
ただ読み進むだけでじわっとニヤけるやつ。
少年漫画とか、車や歴史とか専門的な話の入った漫画も好きだし面白い。でもやっぱり少し頭を使う。整理しつつ、置いていかれないように読まなきゃいけない気がする。
それはそれの良さがあるけど、脳みそ空っぽで読む漫画は私にとって丁度良くて癒しだ。
生きてるうちは、考えなきゃいけないこととか理解しなきゃダメみたいなこと割とあるけど、考え抜かなくても理解し切れなくても、何も持ってなくても空っぽで笑えるのって、なんかいいなぁ。だから好きなのかな。
大げさか。
とにかく、スーパーショートコミックスをもう一度読みたいんだ。あの「じわ」が欲しい。今の私にはあの「じわ」が必要だ。
もし、スーパーショートコミックスを知っていて、あの空気感を経験した人がいたら嬉しい。面白かったよね。
ちなみにcomicoにはもう一つ思い出の作品がある。
「ナルどマ」
タイトルからなんとなく察してほしい。これはまだcomicoで読めるんじゃないかな。ぜひ。
https://www.comico.jp/comic/1031?languageCode=ja
斉藤ニードルアタック。
スーパーショートコミックス、いつでも続編待ってます。「じわ」ください。
以上、あの頃のcomico、良かったな。
だけの話。